そういえばシステムエンジニアだった

ぼけーっと会社員やってますが、そういえばSEだったことを思い出し、'てくにかる' とか 'えんじにあ' っぽいことを学び直すブログ

もう動かないVMWare Fusionの断片vmdkファイルをVirtualBoxで蘇らせる

XCodeがインストールできなかったので、Mac OS を 10.10.6 から 最新のEI Capitan10.11.3 にバージョンアップしたところ、VMWare Fusion 5が動かなくなってしまいました。

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主なファイルはMacの書類をWindowsのドキュメントとして共有していたので、潰して作りなおしてもいいのですが、C:\直下のファイルやインストールしていた様々なソフトを一から入れなおすのも面倒です。

早速ネットを調べてみると、

VirtualBoxだとVMWare Fusionのファイルを移行できるらしい

 

参考:OS X YosemiteでVMware Fusion 5.xが動かない!Win7のVirtualBoxへの移行手順のまとめ – Rriver

 

ということで私の場合の復旧までの手順をメモしておきます。

VirtualBoxをインストールしよう!

詳しい手順はこちら

VirtualBoxのインストールは普通にあっさりできました。

vmwareのファイルってどこ?

VMware Fusion仮想マシン・ファイル「*.vmwarevm」をいじらないといけないのですが、Macに不慣れな私はそのファイルがどこにあるのかわからない。

しかたがないのでFinderのメニューから[移動]−[ホーム]を選んで「vmware」で検索。
私の場合は、以下の場所にありました。
書類>仮想マシンWindows 7 x64.vmwarevm

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VMware Fusion仮想マシン・ファイル「*.vmwarevm」を右クリックして、「パッケージの内容を表示」させます。

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オーマイガッ!vmdkファイルがクソいっぱいある!!!

分割されたイメージファイルを1つにまとめる

vmware-vdiskmanager」を使うと結合できるようです。

vmware-vdiskmanagerのダウンロード

早速ダウンロードします。

下のほうにダウンロードファイルあります。

http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=1023856

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3つありますが、一番上のシンプルなファイルをダウンロードしました。

zipファイルはダブルクリックすると解凍されて「vmware-vdiskmanager」ができます。

vmware-vdiskmanagerを仮想ファイルディレクトリに移動

この「vmware-vdiskmanager」をさきほどのvmdkファイルがたくさんあった「Windows 7 x64.vmwarevm」に移動します。

ターミナル上でコマンド実行

実際の結合の操作は「ターミナル」でコマンド入力します。

$ ./vmware-vdiskmanager -r [仮想マシン名].vmdk -t 0 [結合後の仮想マシン名].vmdk

実際にやった手順です。 アプリケーション -> ユーティリティ にある ターミナル を起動します。 ターミナル上のコマンドは以下のとおり。

  1. cdコマンドで、vmwareのディレクトリに移動する

    $ cd "/Users/mikiko/documents/Virtual Machines.localized/Windows 7 x64.vmwarevm"

    *ファイル名にスペースを含んでいるので””で囲む

  2. pwdコマンドで現在のディレクトリを確認

  3. lsコマンドでこのディレクトリ内のファイル一覧を確認

  4. 結合するためのコマンドを実行
    元のファイルが「仮想ディスク-s00x.vmdk」、結合した後の新しいファイル名は何でもよいのですが「win7.vmdk」としました。
    ./vmware-vdiskmanager -r  仮想ディスク.vmdk -t 0 win7.vmdk

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ディスクの空き容量不足で一度失敗していますが、ファイルを整理して空き容量を増やし、再度チャレンジ。無事win7.vmdkができました。
できあがったwin7.vmdkを別のディレクトリに移動します。今回は「書類」の下にVMDKフォルダを作って、win7.vmdkをそこに移動しました。

 

VirtualBoxに取り込む

以下のサイトを参考に作業を進めます。

ハードディスクの設定では

3番目の「すでにある仮想ハードディスクファイルを使用する」

を選択しましたが、後ほど設定し直すので

1番目の「仮想ハードディスクを追加しない」を選択してもOKだと思います。

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ストレージのSATAは削除してIDEを追加します。

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ここで「既存のディスクを選択」にして、例のwin7.vmdkを指定します。

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これで無事起動しました。

いちばん大変だったのはディスクの空き領域を確保することでしたね。